はじめに
こんにちは。市役所職員をやめて起業したハチクマといいます。
このページでは私が市役所職員をやめて起業した経験を書いていきます。
スモールビジネス、個人営業的な起業です。現在は個人事業主として事業をしています。
大きなスタートアップ等を目指す方は参考になりませんので、他の情報を当たってもらった方が良いかもしれません。
あまり華々しい話はなく地味めですが、なるべく脚色のなしのリアルな話を書いていくように心がけます。
市役所や町村役場などにお勤めで、自分で事業をすることに興味がある方のお役に立てればと思います。
あくまで1つのケース事例として読んでいただければ幸いです。
自己紹介
まずは簡単に私の自己紹介です。
人口十数万人の地方都市の市役所に就職し、13年勤務。
起業は2015年しました。 現在創業7年目。
事業の内容や市役所勤務の内容は追々記載していきます
ざっくり要約
それでは早速、本題です。
地方公務員・市役所職員が起業したら良かったか?
3つの視点で検証します。 ここでいう「良かったか?」は起業によって、起業前と比べて状況が良くなった・幸福度が上がったということとします。
結果は以下のとおりです。
金銭面での安定・・市役所◎ 起業△
時間の自由度・・市役所△ 起業◎
仕事の充実感・・市役所△ 起業◎
結論は、「今のところうまくいっているので起業してよかった」です。
まあまあいい感じ
個別に見ていきます。
金銭面での安定について
当たり前ですが金銭面での安定は市役所の圧勝です。
どんなにうまく事業をして拡大させても、倒産せず給料が上がっていくような安定性は個人事業主にはありません。
金銭面での安定を主眼に起業すれば、市役所職員の起業はしない方が良いかもしれません。
ただし、ここで言うのは「安定面」の話であって、市役所職員の方が稼げると言っているわけではありません。
波はありますが、うまくいけば市役所職員よりも収入を得られる可能性は十分にあり、そこが魅力でもあります。
私の場合は、毎年市役所時代の給料以上に稼いでいるわけではありません。
売上が伸びてきたときにコロナショックとなり、良い感じで事業は大きくなりかけていたのですが、うまく成長の波に乗れませんでした。
このような予測不能な事態に出くわしたときに、市役所の仕事は安定性抜群だなぁと改めて思います。
しかし、あとの充実感の視点にも関連しますが、まとまった仕事をいただいて稼げたときの喜びは大きいです。
市役所勤務の時よりも仕事と報酬の距離が近く、たくさん働けばたくさん稼げるのは大変魅力的です。
当然ですが起業するなら公務員の安定性を失う覚悟が必要ですし、失ってみるとその大きさに気づかされます。
金銭面での安定性・・市役所◎ 起業△
時間の自由度
起業して一番変化したのは時間の使い方です。
起業というと最初に金銭的なことに目が行きがちですが、時間の自由度も注目すべき点です。
この点については個人事業主の圧勝です。
自分一人で接客する場合など、業種によっては自由度が低くなる場合もあるかもしれませんが、基本的にいつ・どれだけ働くかは自分で決められます。
地味目な例ですが、歯医者の予約をいつでも入れられるといった感じです。
市役所に勤めているときは、よっぽどの歯痛でないかぎり平日の午前中に歯医者の予約はしません。
でも自営業となった今は、自分で仕事の予定を調整できれば、いつでも歯医者の予約を入れられます。
歯医者はあくまで例ですが、子供のイベントや自分の趣味などの時間に関しても、きちんと予定が調整できれば時間を作れます。
特に子供の学校のイベントなどの時間を簡単に作り出せるのはとても良かったです。
この自由度は、起業して最も良かったことだと思っています。
平日の午前中に自由に予定が組めると、あぁなんて自由・・・と実感します。
融通が利きやすい!
もちろん市役所もブラック企業ではありませんので、有給休暇を取ればお休みをとれますので、市役所勤務だと時間の自由度がないとは思いませんが、やはり個人事業主にはかないません。
ただし、「時間の自由度があること」=「働く時間が短い」ではありません。私の場合、市役所時代よりたくさん働いています。
土日も全く仕事をしない日はまれです。
たくさん働くけど、必要な時は自由に時間を取れるといった感じです。
時間の自由度 ・・市役所△ 起業◎
充実感の視点
起業後は仕事の充実感が大幅に増したと感じています。
金銭面のところでも書きましたが、市役所の仕事は、仕事とお金を稼ぐことの間に距離があります。
市役所勤務に限らず、サラリーマンは「これはなんのための仕事か、、」と思うことが多々あると思います。
もちろん起業後も「この仕事は必要なのかな、、、」と判断に迷う仕事もありますが、利益につながるか自分で判断して選択できます。
必要がないと思う仕事や作業はやりません。
自分の行動が、お金を稼ぐという目的のために明確になった感じで、「稼ぐためにこの作業をする」という感覚が明確になりました。
いわば「お金をもらっているからこの仕事や作業をしなければならない」から「この仕事をするともっとお金を稼げる」に変わった感じです。
仕事がお金を稼ぐことと直結したことで、私の場合、仕事の充実感は大きく上がりました。
いちばん大きな要因かも
もちろん、市役所の仕事にもやりがいのあるものも多かったですし、やりがいを否定するものではありません。
充実感の視点 ・・市役所△ 起業◎
結論です。
以上の3点から
私の市役所職員からの起業は「今のところうまくいっている」
起業して良かったと思っています。
起業直後のうまくいかなかっとことや失敗談なども別の記事にしていきます。
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