起業前に済ませておくべき3つの準備

起業全般

こんにちは。市役所職員をやめて起業したハチクマといいます。

このページでは私が市役所職員をやめて起業した経験を書いていきます。

今回は、「起起業前に済ませておくべき3つの準備」についてです。

事業を始める前に済ませておくと良いこと3選です。

ざっくり要約

  1. 事業用のクレジットカードを作っておく
  2. 事業用のスペース(事務所)を確保する
  3. 事業用の資金を用意する

 ◎さらに販路を確保できれば最高

1. 事業用のクレジットカードを作っておく

起業体験談や起業指南のサイトで共通して書かれていることですが、私も退職前にクレジットカードを作りました。

事業と家計を分けて、事業に関する買い物をするためのカードです。

私は個人事業主での起業ですので、いわゆる法人カードではありません。

法人カードについてはあまり詳しくないので詳しい方のサイトをご覧ください。

ちなみにカードは退職のギリギリではなく、退職の1年以上前に作りました。

信用力のある市役所職員であれば、カードの審査に落ちることはまずありませんので事前準備はスムーズにいくと思います。

起業後に職業変更は必要ですが、支払をきちんとしていればカードが止まることはないと思います。

事務用品を1つ買うにしても、今はネット購入ができないととても不便です。

不便を通り過ぎて、事業に支障が出るといっても過言ではありません。

ネット購入やオンラインの決済のための事業に使うクレジットカードは必須だと思います。

ちなみに私の場合、カードは楽天カードを作りました。

オンラインで手続きが簡単だったのと、ポイントがたくさんもらえるのが理由でした。

ネット銀行なども楽天にし、事業に関する消耗品も楽天で買うことも多いので、ポイントもたまりやすく楽天カードにして良かったと思っています。

現在は、年会費はかかってしまいますが楽天のビジネスカードを使用しています。

機会があれば楽天カードや楽天グループのサービスの活用方法も書きたいと思います。

ちなみに今であれば、アマゾンのクレジットカードでも良かったかなと思っています。

消耗品類はアマゾンで購入することも多く、アマゾンでは個人事業主向けの購入サービスもあります。

ポイント面でも有利なので、これから起業される方は候補の一つになると思います。

  • 審査が通りやすいうちに、事業専用のクレジットカードを作る
  • 使用頻度の高いサービスに関係するカードを作る
  • 楽天カードやアマゾンカードはおすすめ

2.事業用のスペース(事務所)を確保する

事務所をどうするかということは、個人事業主にとって大きな問題です。

大きく分けて自宅を事務所にするか、自宅とは別のところに事務所を確保するかの二択になります。

もし自宅を事務所とする場合は特に手続きは必要ありませんので、デスクや椅子などを必要に応じて確保すれば、それで準備完了です。

業種にもよりますが、コロナの関係で自宅勤務を経験された方も多かったと思います。

その際に仕事用のスペースを確保したなら、その場所がそのまま事業用のスペースとして活用できるかもしれませんね。

私の場合、事務所は自宅とは別のところに確保しました。

私は起業支援施設、いわゆるベンチャーインキュベーション施設で、5畳くらいの部屋を借りました。

入居には審査が必要ですが、賃料が安く、起業を支援してくれるスタッフもいたので大変良かったと思っています。

退職後にあまり時間を置かずに入りたかったので、退職前に書類を作成し、審査を受けました。

無事に審査は通り、退職後すぐに入居できることになりました。

退職後、自宅でゆっくり準備をしながら創業を目指すのも一つかと思いますが、私の場合は退職から操業まで時間を空けたくないと思っていました。

私と同じような考えの方は、不動産屋さんをめぐって事務所に適した賃貸物件を探したり、起業支援施設に問い合わせたりする必要があります。

できれば起業前に事務所探しは完了させておくことをお勧めします。

なお、事務所を自宅にすべきか別にするかについてや、私の最初の事務所選びについては改めて別の記事で紹介します(記事:どこで働く?起業したときの事務所は自宅以外で)。

  • 事務所は自宅にするか別に借りるかを決定
  • 借りる場合は早めに準備を
  • 起業家支援施設などの活用も◎

3.事業用の資金を用意する

起業までに準備すべきことの最後は事業資金です。

事業資金を準備するのは当たり前すぎる話ですが、もっとも重要です。

個人事業主の小規模事業の立ち上げの際の事業資金がどのくらい必要かは、当然事業内容によります。

私の場合は製品企画や販売の事業で700万円程度を準備しました。

貯金が250万円程度と退職金が250万円程度、銀行から200万円の借り入れとなります。

自己資金で500万円くらいでしたが、起業支援施設の方からは少なすぎると言われましたが、、、。

いずれにしても事業に充てる資金は数年かけて貯めていく必要がありますので、起業を意識し始めたら創業資金貯金をはじめなければなりません。

また、銀行からの融資にも手続きが必要です。

私の場合は、銀行の融資担当の方が偶然知り合いだったため、非常にスムーズに話が進みました。

創業時の借り入れの話は別の機会に詳しく書きますが、ある程度時間がかかります。

私は信用保証協会を使って地方銀行から借り入れを行いましたので、保証協会側の手続きと地方銀行側の書類手続きがあり、スムーズなりにも時間がかかった覚えがあります。

創業後でないと具体的な借り入れの手続きはできませんが、金融機関への相談や銀行を通じた信用保証協会への相談などは、起業前でも可能でした。

事前に具体的な話を詰めていたので、創業後早い時期に融資を実行してもらえました。

自己資金の貯金を含め、起業時までにできるだけの資金準備を進めておくと良いと思います。

  • 起業に向けて自己資金の貯蓄を
  • 資金調達の内訳を考える
  • 銀行から融資は事前に相談するなど準備
  • 信用保証協会を利用する場合も銀行を通じて事前に相談

さらに販路を確保できれば最高

私の起業で、初期段階で最も準備できていなかったものは「販路」言い換えれば「お客さま」です。

市役所に勤めながら営業活動はできませんので、私の場合は退職前に何もしなかったのですが、今思えばもっとできることはあったかもしれません。

私の考えでは、アイデアを練ることや商品を作る準備を起業前に進め、創業後に実際に商品を作り、販売のための営業活動をしようと思っていました。

今考えると全く逆の手順で物事を進めていたと思います。

創業時にはなるだけ早く売り上げを立ててベースとなる収益を上げていく必要があります。

そのためには、創業時点ですでには販路・お客さまが存在していなければいけません。

そんな当たり前のことができず、私は創業初期は低空飛行を続けていました。

公務員の場合、副業禁止なのでグレーゾーンではありますが、少なくとも見込み客をしっかり定めて、事前に話をしてみるなどのことはした方が良かったのかもしれないと思っています。

まとめです。

起業前までに準備るするのは、クレジットカード、場所、資金

できれば販路=お客さまも確保したい

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