市役所をやめて起業するときに、どうやって業種を考えたか

起業全般

こんにちは。市役所職員をやめて起業したハチクマといいます。

このページでは私が市役所職員をやめて起業した経験を書いていきます。 今回は、「市役所をやめて起業するときに、どうやって業種を考えたか」についてです。

ざっくり要約

  • 起業に至る時間の中で最も楽しい時間だった
  • やりたい仕事、やれる仕事を数十個リストアップした
  • 自分の持っている知識と経験から選んだ
  • 助けてくれる人がいる業種を選んだ
  • 私の場合は稼ぐよりもやってみたいことで選んだ

ちなみに私の事業は個人事業主として行っている事業で、初期投資が何千万円もかかるような大きな事業ではありません。

そのようなスタートアップを目指す方にはあまり役には立ちませんのであらかじめご了承ください。

また採算性や将来性については当然のことですので、ここではあえて触れていません。

ここではそれ以外の部分で事業を決定した要素を書いていきます。

起業に至る時間の中で最も楽しい時間

私の場合は、最初からこの事業で起業しようという明確なものはありませんでした。

というのも、自分で事業を始めることは決めていたのですが、具体的には何も決めていませんでした。

しかし起業しようと心に決めたときに、「さあ、何をしようか!」とものすごくワクワクしたのを覚えています。

可能性は無限に広がっていると感じましたし、興味を持った業種の仕事をいろいろと調べるなかで、期待が膨らんだのを覚えています。

どこにビジネスチャンスがあるだろうかと考えるのは刺激的で、夢中で考えました。

今考えると、起業の醍醐味であり、起業に至る時間の中で一番楽しい時間だったと思います。

やりたい仕事、やれる仕事を数十個リストアップ

何をするかを闇雲に考えるのも楽しいのですが、考えが発散してしまい起業準備がなかなか進みません。

そこで、事業候補のリストを作ることにしました。

このリストの作成はいろいろな起業に関する書籍などにも書かれている方法した。

良く紹介されている方法は、事業候補を100個挙げるなどです。

私の場合、100個挙げるのは難しかったので30個程度にしました。

候補を挙げる中で工夫したのは、候補を「自分がやりたい仕事」と「自分がやれる仕事(稼げる仕事)」に分けしながらリストを作成したことです。

リスト作りでは「やりたい仕事」は考えるのが楽しく、たくさん挙げられました。

一方で「やれる仕事」はあまりたくさん思い浮かびませんでした。

市役所の仕事はつぶしが効きにくいと言いますが、たしかにその側面はあるかもしれません。

しかし、もし最初の事業がうまくいかなかった場合に、事業を撤退して再び事業を起こす際には「やれる仕事」の重要性が増すと思い、頑張って考えました。

自分の持っている知識と経験から選んだ

リストが完成した後、その中から事業を絞り込んでいきました。

絞り込みにあたっては、それまでの市役所の仕事で得た経験をもとに絞り込んでいきました。

そうはいっても、私の場合は経験が役立つことは少なかったのですが・・・。

例えば窓口業務の経験があったので接客を伴う仕事は可能性ありといった感じです。

私の場合、市民課の経験と窓口業務の民間委託を進めた経験から、窓口業務の受託事業を起業することはリストで最後まで残っていました。

窓口の業務内容も分かっていましたし、受託にあたり各種法令やどのような人員をどの程度集めればよいかなども分かっていました。

実際のところ初期投資や必要資金が大きすぎることや、肝心の人材派遣のノウハウがなかったので断念しました。

絞り込みの作業は、夢と希望の世界から現実の世界に戻ってくる感じですが、一方で起業がより具体的になってくるのを感じ、とても気持ちが高揚しました。

助けてくれる人がいる業種を選んだ

リストがある程度絞られてきた後は、その業種で起業したときにサポートしてくれる人がいるかどうかで最終候補を決めました。

現在の事業では、大学時代の友人が起業時に助けてくれました。

私の事業は商品を企画して製造販売するのですが、製造部分で友人の会社が製造を担当してくれました。

起業したての個人事業主が深い知識もなく製品の製造を依頼しても、通常なら相手にしてくれる会社は少ないです。

起業の骨格が固まってきて、業種が2~3に絞られたころにこの友人に相談をし、もしその業種で起業した場合の協力をお願いしたところ、快く承諾してくれました。

今の事業をスタートできたのは、この友人が助けてくれたからです。 後々考えると私の場合は、協力してくれる人がいる業種での起業がとても有効だったと思います。

稼げる仕事よりもやってみたい仕事で選んだ

業種リストは最終的に2~3事業に絞られました。

現在の事業のほかに、2つの事業候補がありました。

現在の事業は起業時に挑戦したい事業で、「やりたい仕事」に分類されていた事業です。

最終的に今の事業を選んだ理由は、やってみたいからです。

起業することはリスクを伴う大きな挑戦です。

限られた資金で何度も挑戦できることではないので、悔いがないようにやってみようと思いました。

もちろん採算をしっかりと考えたうえで、ダメだった場合は早めに撤退することを前提に今の事業を選びました。

現時点ではその事業を続けられていますので、間違ってなかったと思っています。

まとめです。

たくさんのやりたい仕事、やれる仕事から選んだ

自分の持っている知識と経験から選んだ

助けてくれる人がいる業種を選んだ

やってみたいことを選んだ

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